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長崎では今からツツジが咲き乱れる季節になる。
ちなみにツツジはアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。
ツツジには毒がある
しかし日本で庭木などに使われているレンゲツツジなどの花の蜜には、致死性になりうる毒成分の「グラヤノトキシン」が含まれているので要注意。「グラヤノトキシン」は昔ハエの殺虫剤として使われていたぐらいだから。
日本の養蜂業者はその事を知っていて、レンゲツツジのない場所や咲かない時期を考えて蜂を放つ。外国ではレンゲツツジの蜜の入った蜂蜜で中毒になったケースも有るので注意が必要かも。
ツツジの語源を調べると「続き咲き木」と言う意味から来ているという。
また、つぼみの形が女性の乳頭に似ているから「タルルチチ(垂乳)」とも呼ばれていたという。
上の写真はピンク色のツツジの蕾。言われてみれば若い女性の乳頭はこんな感じか。
なかなか色っぽい話である。
ツツジは漢字で書くと躑躅となる。
かなり難しい漢字である。音読みでは「テキチャク」と読み、意味は「行っては止まる」という意味で「躊躇」(ちゅうちょ)と同じである。
羊がこれを食べて「躑躅」して死ぬということから「羊躑躅」と言う漢字が「つつじ」の漢字だったと言う説もある。
いろんなうんちくを語りながら春の公園を散策するのもまた楽しいのかな。