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- 2018.07.13 Friday
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JUGEMテーマ:ニュース
今回のDeNA記事盗用問題は、けっこう根が深い。
普通の方にとって、ネットを検索するだけの人にしてみれば、検索の上位にある記事をクリックするだけである。
真面目な記事を、盗用まがいとしても、面白おかしく作り変えて掲載している事に関して、特別腹も立たないだろう。
しかし、ネットを作る側にしてみれば、このDeNA問題はいろんな問題を含んでいて、今後どうなっていくのか興味しんしんだと思う。
ネットで検索して出てくる様々なページは、検索上位に出てくるページたちである。
検索して、2ページ目3ページまでは見るとしても、10ページ目はクリックしない。
検索キーワードとページ情報があっていないと判断するからである。
つまり、検索順位が低いページは、存在しないという仕組みになっている。
検索で上位に出てくるページは、ある程度グーグルが内容を保障してくれていると思っている方が多い。
これは、ホームページ内に使われているキーワードがある程度、グーグル好みに作られているからである。
とんでもないページが、検索上位に顔を出す事はほとんどない。
だからこそ、ためらいもなくそのページを閲覧して、そこに書かれているまとめを情報として使うのだ。
多少乱暴な文章でも、嘘でない限り文章盗用問題を気にする事もない。
検索上位にのページは、記事が盗用されたページで埋め尽くされている。
韓国や中国で、日本のコピー商品が大手を振って店頭に出ている映像を目にする。
本質的には同じである。
いや、それより始末に悪いのは、この手の文を一般の素人に発注している事である。
それも極端に安い値段で、かき集めている。
そして、そんな会社のライターへの注意事項は、
参考にするのはいいけど、コピーは駄目ですよ。
言い回しに注意して下さい。
表現を変えてください
など、ばれない指南をくどくどと書いている事だ。
つまり、ばれた時の逃げ道をしっかり作っている。
ここが、こずるい証拠である。
一般の素人に、医学分野をテーマにしたまとめなど書けるはずもない。
しかしそれを、知識のない人に要求するのである。
まるで「落とすなよ、落とすなよ」っていってるダチョウ倶楽部の上島みたいだ。
「やるなよ、やるなよ」っていうのは、「やれよ」という事なのだ。
コケにされたグーグル
グーグル検索はとてもよく出来た仕組みだと思う。
私も昔アフェリエイトをやっていて、検索キーワードや、HPの作り方を研究していた時期があった。
つまり、グーグルを出し抜こうとした。
しかし、グーグルはその手口を見抜き、色んな仕掛けやテクニックを駆使して、検索上位に顔を出しても、時がたてば検索から締め出し続けている。
今回の件は、グーグルの検索システムの仕組みを利用して儲けようとしている、「ネット系俺ってクールだよ集団」の仕掛けである。
同じような事をやっている会社はごまんとある。
ネットアルバイトサイトで、1文字0.5円で、盗用記事を乱造させている。
そして、その文の中に広告やアフェリエイトを仕込んで公開している。
検索で、それらの作られたサイトが上位に来なければ罪は軽い。
しかし、上位にそれらの文章は存在する。
グーグルには悪いが、グーグルにも責任はあると思う。
今回の問題は、その量と、盗用に使われた文章、さらに勝手に使われた写真など、組織ぐるみでパクリを行った事にある。
問題案件11万超 DeNA著作物パクリの「ケタ外れ」
経済プレミア 2016年12月8日
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20161208/biz/00m/010/004000c
週刊東洋経済 2016年12/10号 (ググるだけではカモられる 情報の裏側)
http://ameblo.jp/123search/entry-12225665371.html
検索サイトをよく使っている人は、「自分は賢い」と思っている人が多いという研究結果が明らかにされた。
(ITmedia、APAのプレスリリース)
これは、興味のある研究である。
ネットを作る「賢い」やつらが、ネットを使う「賢い」奴らを引っ掛けて、儲けている。
そして、ネットの世界を牽引してきたグーグルをコケにした。
今回の件でグーグルがどんな対応策を出してくるか楽しみである。