秋芳洞(あきよしどう)とは、山口県美祢市東部、国内最大のカルスト台地・秋吉台の地下100〜200mにある鍾乳洞で、約1kmの観光路をもって公開されています。
一部を観光用として公開し始めたのが明治42年。大正15年には、当時皇太子だった昭和天皇が「秋芳洞」と命名されました。
ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の入口です。
「百枚皿」世界的にも知られている一群の畦石池からなる石灰華段です。
これは地下水中に含まれている石灰分が、皿状に沈積したものです。
「洞内富士」がある広庭付近です。
富士山を連想させる洞内富士は、洞内最大の石筍です。
天井から流れでる水から沈積した石灰分が、いくらかの土をまじえて下から段々と出来上がったものです。
LED
消費電力低減のために照明の2/3ほどがLED照明になっています。紫外線カットや湿度100%での動作などもLED照明採用の理由だと思います
「傘づくし」
天井から滴下する水が作りあげた芸術品です
群をなし、昔の傘屋の天井を思わせます。
秋芳洞「黄金柱」
高さ約15mの巨大な石柱状フローストーン。秋芳洞のシンボルです。
石灰岩で形成された秋吉台の台上から、しみ込んだ地下水の浸食で形づくられた総延長10キロの秋芳洞。
その中では、生物の進化も特別で、洞内にしか生息しない50種類以上の固有の洞窟性生物を誕生させました。
地球が誕生した46億年前
人類の祖先が、チンパンジーの祖先と別れたのは600万年前〜700万年前の事です。
3億年前とは、想像もつかない時間なのです。
そもそも時間とはなんでしょうか。
時間は本当に流れていくものなのでしょうか。
アインシュタインが述べるように、時間は絶対的ではなく相対的なんだろうか・・
不思議な鍾乳洞の中では、不思議な事を考えてしまいます。